花見山公園を彩る花々の紹介

花見山公園を彩る花々をご紹介します。

 

花見山というと、数種類のサクラ、レンギョウ、モクレンなどが咲き競う4月の時期が有名ですが、その時期だけに限らず四季折々の花々を楽しむことができます。

 

季節ごとに違った表情を魅せる花見山公園。
週末になるとカメラ片手に訪れる地元の方々や、花の便りを聞いて遠方から訪れるファンは、そんな花見山に魅せられてしまった人たちなんですね。

 

 

ロウバイ(蝋梅)

 

見頃:12月〜2月
ロウバイ(蝋梅)は、まだ雪が残る寒い時期に黄色い花を咲かせます。
花見山公園ではソシンロウバイも見ることができます。
ロウバイは花びらが黄色で中央部が暗紫色、ソシンロウバイは花全体が黄色という部分で見分けることができます。
空をバックに写真を撮ると、黄色と空の青さのコントラストがとてもきれいですよ。

 

 

ウメ(梅)

 

見頃:3月中旬〜
花見山公園では白い花の「白梅」と濃いピンク色の花の「紅梅」を見ることができます。
花見といえば桜を思い浮かべると思いますが、平安時代までは花見といえば梅だったそうです。

 

 

サンシュユ(山茱萸)

 

見頃:3月
早春に黄色い小さな花をたくさんさかせるサンシュユ。難しい漢字だし、発音するのも難しいですね(笑)
別名はハルコガネバナ(春黄金花)といい、漢字からイメージできる通りの花ですね。
もう一つ別名はアキサンゴ(秋珊瑚)といい、秋になるとつける赤い実に由来しているそうです。

 

 

ロトウザクラ(魯桃桜)

 

見頃:3月末
ロトウザクラは桜という名前ですが、桜ではなく桃に近い品種の一つといわれています。
日露戦争から帰還した軍人がシベリアか中国東北部から持ち帰ったといわれており、長野県の天然記念物に指定されています。

 

 

ジュガツザクラ(十月桜)

 

見頃:4月
春(4月)と秋(10月から12月)の2回花を咲かせるめずらしい種類の桜です。
白や淡いピンク色の可憐な感じがする花が咲きます。

 

 

オカメザクラ

 

イギリスで作られたカンヒザクラとマメザクラの交配種です。
濃い目の鮮やかなピンク色と下向きに咲く花が特徴的です。

 

 

ヒガンザクラ(彼岸桜)

 

見頃:4月
別名コヒガンザクラ(小彼岸桜)。
春のお彼岸のころに花が咲くのでヒガンザクラといわれていますが、東北地方以北になるとソメイヨシノなど他の桜とほぼ同じ時期に開花するところもあるそうです。
花見山公園でも彼岸の頃よりちょっと遅れた4月頃が見頃になります。
淡い紅色がとてもきれいな花ですよね。

 

 

トウカイザクラ(東海桜)

 

見頃:4月
ソメイヨシノよりも早く開花するトウカイザクラ。淡紅色の花が枝いっぱいに咲きます。
花見山公園では満開になるとトウカイザクラのトンネルができあがります。

 

 

レンギョウ(連翹)

 

見頃:4月
枝全体に鮮やかな黄色い花をつけるレンギョウ。
花見山中腹には満開になると一面に黄色が広がるレンギョウ畑があります。
バスを降りて花見山公園まで歩いていくまでの道にもたくさん植えられています。
黄色い花の色って気持ちを明るくしてくれる感じがします。

 

 

ハクモクレン(白木蓮)

 

見頃:4月
ハクモクレンは4月ごろ、葉が出る前に白く大きな、そして香りの良い花を咲かせます。
日が当たると花が開き、日が落ちるとしぼみます。

 

 

ボケ(木瓜)

 

見頃:4月
丸みのある紅色の花が美しいボケ。バラ科の植物なのでトゲがあります。
瓜のような形であることから「木瓜」といい、この読みが次第に変化して「ボケ」となったといわれています。

 

 

ソメイヨシノ(染井吉野)

 

見頃:4月
ソメイヨシノは若葉が出る前に淡紅色の花をつけ、満開になると白色に近づいていきます。
ご存知の方も多いと思いますが、「桜前線」の基準になっている桜はこのソメイヨシノです。
「桜」といえばソメイヨシノを指すほど、私たちにとっては馴染み深い桜ですよね。

 

 

ヤエザクラ(八重桜)

 

見頃:4月
ソメイヨシノより遅れて咲き始めるヤエザクラ。
葉をつけた状態で淡紅色・紅色・淡黄色などの花が咲きます。
野生種の山桜に対して、人里の桜ということから里桜、また花の形から牡丹桜とも呼ばれるそうです。

 

 

ハナモモ(花桃)

 

見頃:4月
桃は果樹の花もきれいですが、観賞用のハナモモも美しく、花の色が白色、桃色、緋紅色などいくつかの品種があります。
福島市は桃の有数の産地なので、その季節の桃畑もすごくきれいですよ。
その中でも、緋紅色の花をつける矢口は切花用の代表的な品種で、八重咲きの美しい花です。
また、一本の木に紅白の花を咲かせる源平桃もあります。平氏の赤と源氏の白にちなんでこの名前が付いたといわれています。