奥州三名湯・飯坂温泉の魅力を紹介
JR福島駅から飯坂電車に揺られること約20分、終点の駅で降りて改札口を出ればそこが飯坂温泉郷です。
飯坂温泉は宮城県の秋保温泉・鳴子温泉とともに「奥州三名湯」と謳われる名湯で、東北一の規模を誇ります。
泉質は単純泉で、神経痛や冷え性、疲労回復などに効果があるとされています。
飯坂温泉の歴史
飯坂温泉駅前 飯坂温泉の歴史は古く、いまから2000年前に日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の際に発見し湯に入ったと伝えられています。
1689年(元禄2年)には、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の途中に立ち寄り湯に浸かったともいわれており、松尾芭蕉が浸かった「鯖湖湯(さばこゆ)」は飯坂温泉のシンボル的存在です。
「鯖湖湯(さばこゆ)」は日本最古の木造建築共同浴場で、愛媛県松山市の道後温泉にある「坊ちゃんの湯」よりも古いそうです。
気軽に湯めぐり・9つの共同浴場
飯坂温泉には気軽に湯めぐりが楽しめる共同浴場が9つあります。
これらの共同浴場は大人200円、小人100円という手軽な料金で楽しむことができます。
鯖湖湯(さばこゆ)には自動券売機がありますが、他の共同浴場を利用する場合は「入浴券売捌所」で入浴券を買ってから行きましょう!
忘れたら売っているところまで戻らなきゃいけませんよ(笑)
- 鯖湖湯(さばこゆ)月曜日お休み
- 波来湯(はこゆ)火曜日お休み
- 切湯(きりゆ)月曜日お休み
- 仙気の湯(せんきのゆ)木曜日お休み
- 導専の湯(どうせんのゆ)金曜日お休み
- 大門の湯(だいもんのゆ)木曜日お休み
- 八幡湯(やはたゆ)火曜日お休み
- 十綱湯(とつなゆ)金曜日お休み
- 天王寺穴原湯(てんのうじあなばらゆ)水曜日お休み
これらの温泉は飯坂の地元の方々が昔から利用してきた浴場で、温泉の温度が高いのが特徴です。
地元の慣れた方には心地良い温度のようですが、慣れない観光客には熱くて入ることができない人もいるようです。
鯖湖湯(さばこゆ)は他の共同浴場に比べると比較的ぬるめのようなので、心配な方は鯖湖湯(さばこゆ)からチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、根性なしの私には鯖湖湯(さばこゆ)でも・・・熱かったです(笑)なので、他の共同浴場には行く勇気がありません。
飯坂温泉の足湯とおいしいモノ♪
飯坂温泉には「あ〜しあわせの湯」と「ちゃんこちゃんこの湯」の2つの足湯があり、両方とも無料で利用できます。
ただし!足を拭くためのタオルだけは各自準備してくださいね。
あと・・・飯坂にはおいしい餃子(ギョウザ)で有名な「餃子の照井」があるのですが、そこにも足湯があります。
5時半の開店を待って足湯に浸かり、餃子で生ビールをぐびっと・・・・たまりません(笑)
お土産の一押しは「ラジウム卵」。
これは本当においしいですよ。
なにせ飯坂温泉はラジウム卵発祥の地です。
つまり本場で本家本元みたいなもんです。(笑)
証拠?駅前で探して見てくださいね!
飯坂温泉いろいろ
飯坂温泉は駅を出たところの交差点の向かい側に観光案内所があります。
温泉街散策の前に立ち寄り、パンフレットや情報を仕入れていくと良いと思います。
飯坂温泉は廃業した旅館やホテルが残っていて、寂しく廃れた感じが否めない点もありました。
ただ、鯖湖湯近辺は江戸時代の建物をのこした旅館「なかむら屋旅館」の建物など、古き良き時代の風情を残したような雰囲気が味わえる点は良かったですね。
■飯坂温泉に関する詳しい情報は、飯坂温泉観光協会のHPでご確認下さい。
■飯坂温泉周辺のホテル・旅館のリストはこちら
奥州三名湯・飯坂温泉の魅力を紹介関連ページ
- 高湯温泉
- 源泉かけ流しのにごり湯の高湯温泉の魅力をご紹介します。
- 土湯温泉
- 10種類以上の泉質がある土湯温泉の魅力をご紹介します。
- 飯坂温泉のホテル・旅館
- 飯坂温泉・穴原温泉のホテル・旅館をご紹介します。
- 高湯温泉のホテル・旅館
- 高湯温泉(吾妻高湯温泉)のホテル・旅館をご紹介します。
- 土湯温泉のホテル・旅館
- 土湯温泉のホテル・旅館をご紹介します。