10種類以上の泉質がある土湯温泉の魅力を紹介
JR福島駅から国道115号線を西に向かうと、吾妻連峰ふもと荒川沿いに土湯温泉があります。
とても落ち着いた感じの温泉郷です。
土湯温泉の泉質は単純泉で、神経痛や冷え性、疲労回復などに効果があるとされています。
土湯温泉の泉質はこれだけではありません。
土湯温泉には自己源泉を保有している旅館や宿があり、炭酸水素塩泉や単純硫黄泉など10種類以上の泉質があります。
宿泊施設によっては泉質の異なる二つのお風呂を用意しているところもありますし、源泉掛け流しの温泉もあります。
土湯温泉は宿選びの時から温泉チェックが必要ですね!
土湯温泉の歴史
土湯温泉の歴史は古く、1400年以上の歴史があります。
夢で聖徳太子から「岩代国の突き湯がある」とのお告げがあったというものと、神代の時代に大穴貴命という人が「ここに温泉がある!」といって鉾で荒川のほとりを突いて出た温泉が「突き湯」と呼ばれ、その後「土湯」と呼ばれるようになったというものの二つの由来があるといわれているそうです。
1実は、この方式にしている理由は泉質にあるそうです。高湯温泉といえば乳白色の硫黄泉ですが、このお湯が金属を短期間で腐食させてしまうのほどなので、シンプルな引き湯にせざるを得ないのだそうです。
そんな歴史背景から、土湯温泉には聖徳太子を祀る太子堂があります。
土湯温泉の共同浴場
土湯温泉には「中の湯」と「こけし湯」の二つの共同浴場があります。
といっても、土湯温泉の温泉街にあるのは「中の湯」だけで、土湯温泉を流れる荒川にかかる荒川大橋の近くにあります。
入浴料金は200円です。
「こけし湯」(サン・スカイつちゆ)はちょっと離れていて、土湯温泉街よりも国道115号の旧道のほうをちょっと登ったところにある福島建設労働者研修福祉センターの中にあります。
こちらの入浴料金は250円です。
土湯温泉の足湯は3つ
土湯温泉には「土ゆっこ」「月の湯ぶじぇ」「かじかの湯」の3つの足湯があり、全て無料で利用できます。
写真は「かじかの湯」で大きなこけしが立っいる荒川大橋のたもとにあります。
土湯温泉観光協会からこの足湯に至るまでの通りは、おみやげ屋さんなどが並んでいて、ぶらぶらと歩くにはもってこいです。
荒川左岸には桜が植えられていて、春になるととてもきれいです。
そんな桜を愛でながら足湯めぐりなんていかがでしょうか?
花見山とは違った風情を楽しむことができますよ。
土湯温泉いろいろ
土湯温泉は宿泊してゆったり過ごすのはもちろんのこと、日帰り入浴が出来る旅館も十数件あり、気楽に立ち寄って温泉を楽しむことができます。
また、私は行ったことがありませんが、土湯温泉の源泉「突き湯源泉」を見学することもできるそうです。
パンフレットによると、荒川沿いを上流に登っていくのですが、源泉に至るまでの道のりは美しいビューポイントが多いみたいなので、機会があれば是非行ってみたいと思っています。
事前に申し込みが必要です。土湯温泉観光協会にお問い合わせ下さい。
■土湯温泉に関する詳しい情報は、土湯温泉観光協会のHPでご確認下さい。
■土湯温泉周辺のホテル・旅館のリストはこちら
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